親しみやすい絵の理由 「広重 HIROSHIGE」 の書評

見ていただきありがとうございます。

今回は、「広重 HIROSHIGE」について紹介したいと思います。

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綺麗な表紙と帯ですが、実は帯をとると美人画が現れます。

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著者について

 

名前 : 大久保純一

経歴 : 東京大学文学部美術史卒、同大学院修士課程修了

仕事 : 国立歴史民俗博物館情報資料研究系教授・総合研究大学院大学教授

浮世絵を中心に近世日本美術史を研究されているそうです。

他の書籍

北斎 HOKUSAI ジャパノロジー・コレクション (角川ソフィア文庫)

千変万化に描く北斎の冨嶽三十六景 (アートセレクション)

 

 

 

 

本の内容

 

タイトル通り、歌川広重の絵についての書籍です。同時代に活躍していた葛飾北斎の絵とどのように違っているのかであったり、現代でも人気である意味がわかります。また、絵の構成に関する知識が深くなくてもわかりやすい説明で、歌川広重の絵について知ることができます。

本書の構成は、以下の形になっています。

  • 1章・・・歌川広重の手法について
  • 2章〜3章・・・歌川広重の代表作について
  • 4章〜7章・・・名所絵以外で歌川広重が描いたものの紹介

 

 

 

 

良い点

理解しやすい

絵の解説の本でよくあるのが「やさしさを表現しています」や「○○の寂しさが見えますね」など感情説明ですね。いろんな絵を見続けているとわかるかもしれませんが、最初に手にとって読んだだけではわかりづらいことが多いです。

しかし、本書では絵の書き方や色彩の使い方など技法について最初に説明しているため、絵をぱっと見ただけでもわかりやすいです。また、技法も中学校時代に習うくらいの美術用語で解説してくれます。

 

 

絵だけでなく、歌川広重の画家人生も知れる

歌川広重の人生で一番有名な「東海道五拾三次」の後、風景画ではなく美人画や花鳥画を書く経緯や、短冊絵や貼交絵での歌川広重の独自の描き方などを知ることができたため、人生で描いた作画たちで彼の画家人生を知ることができます。

 

 

 

悪い点

解説と絵が違うページで読みづらい

絵が入る本でよくあるのが、絵と解説が別ページなので読みながらページを往き来しなければいけません。これはちょっと面倒でしたね。また、「東都名所 吉原仲之町夜桜」などは真ん中の部分が肝心なのですが、本だと窪んでしまい見づらいです。これは、Kindle版の方が良いかもしれません。

 

 

 

 

本についての感想

 

表紙がシンプルなのが購入にいたった経緯でしたが、内容もわかりやすくスイスイ読むことができました。

随所に見られる絵もどこかで見たことがあるものばかりで面白いものばかりです。

風景画以外にも短冊絵など今まで知らなかった作品も多く勉強になる部分も豊富にありました。

画集は重いけどちょっと歌川広重についてちょっと知ってみたいな〜という方には、オススメです。

 


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