読むと1万円札が違って見えるかも 学問のすすめを読む前に読んでほしい福翁自伝

いきなりですが、皆さんは福沢諭吉から連想することはいくつありますか?

 

  • 中津藩士、啓蒙思想家
  • 慶應義塾の創設者
  • 著者の中で「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」と記す

 

などなど、代表的なことといえば1万円札に載っている人ということではないでしょうか。

今回は、この福沢諭吉の著書である、「学問のすすめ」と「福翁自伝」について紹介と読み方についてオススメをしたいと思います。

 

 

福沢諭吉について

 

福沢諭吉

福沢諭吉は、明治維新後に慶應義塾を創設したり、欧州や米国を視察に行き彼自身が感じた国民の学ぶ姿勢や生き方について記した「学問のすすめ」を出版したことで有名です。

 

 

学問のすすめ

「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」では、人の平等についてのことを述べていそうですが、この本では、「人は産まれながら平等のはずなのに、これほど人と人に差が出るのは学問に励んでいるかどうかである。」ということを説明しています。

 

また、「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」という言葉は、アメリカの独立宣言時に使われた1節の「すべての人は神から平等に造られて〜」という部分を福沢諭吉流に説いたものです。

 

国の民として、1人1人の人間がどのように生きていくことが素晴らしいのかを彼が考えるロジックで書かれています。

 

 

名著になるのはなぜか?

今でも名著として名高いのは、現代の人たちが「学問のすすめ」を読むことでも大いに意義があるからだと思います。

 

例えば、政府や国がうまく回っていない時に発生する国民の不満に対しては、「政府側にも責任があるが、国民たちが政府が行うことについて評価できる能力があれば変な国にはならないはずである」と説きます。

 

これは、親が子どもに対して世話をする時には、”保護”と”指図”の意味があり、外敵から守る”保護”と道徳的に逸れぬように行動を命令する”指図”の両方バランスをとることで子どもと親の相互の信頼が発生し、円満な親子関係が築けると同じ意味を持ち家庭レベルで国民が行うことができれば、国と国民との間でもしっかりとした信頼関係が築けるはずであると説いています。

 

このように「なんのために生きるのか?」や「生きる軸はどうするのか?」のような1人の人間の人生論を確立することと、政府や海外の国との関わり合いをうまくしていくには、国民1人1人が学問に励むことが大事であると述べています。

 

現代の人たちに突き刺さる言葉となっているのは、学問のすすめに含めた事柄を多くの国民が行えていないためかもしれまんせん。(もちろん、生きる軸を持って勉学に励まれている方も多くいらっしゃいます。)

彼が現世を見た時には、折角本も出したのに!あんまり聞いちゃいねぇのか!と歯がゆい気持ちになるのかもしれませんね。

 

 

福沢諭吉のイメージ

皆さんは、福沢諭吉に対してどんなイメージをお持ちですか?

明治期を代表するベストセラーである学問のすすめだけを見ると福沢諭吉のイメージは、とても頑固で真面目な勤勉家のような感じがします。実際に私はそう思っていました。

そんな方に「福翁自伝」は、この認識をガラッと変えてくれるのでオススメです。

また、最初に「学問のすすめ」を読むより「福翁自伝」を読むことをオススメします。

 

 

 

 

福翁自伝

 

福翁自伝は、その名の通り福沢諭吉の自伝です。

幼少期から明治維新後の65歳の時までに体験したこととそれを元に築いた生きるための軸などが書かれています。

いろんな方が編訳されているのですが、私が読んだのは明治大学の教授 斎藤孝さんのものです。「声に出して読みたい日本語」などで有名ですね。

 

 

実は破天荒でユーモアもある福沢諭吉

福翁自伝の中の1節では、兄から「ある近世の英雄は、寒い中袷の着物い1枚で過ごしているらしくて凄い!」というものだから「そんなことは俺でもできる!」と豪語して真冬の時期に薄い寝巻きで敷布団もせずに畳の上で寝始めたそうです。

母が健康を心配したようですが、1度自分で言ったのだからやり通すと頑固になりついに冬を乗り切りました。

 

破天荒な物言いと言った事には、徹底的に行う頑固さを持ち合わせた人だったことが書かれています。しかし、これらの後には今になって思えば〜というような回想部分でその時の後悔や恥ずかしさが書かれており、ユーモア溢れる文章となっています。

 

 

 

人柄を知ってからの学問のすすめを読むと面白い

後半になってくると福沢諭吉の人間性がわかってくるため、ある事件の時に彼が何をしそうなのかが少しだけわかるようになってきます。

破天荒な性格と多大なる時間を費やした勉学からの持論のロジックが加わり、頑固な性格と行動力が伴い何かとやりきっていく物語は読んでいて、少年漫画を読んでいるような感覚になります。

このような人間が書いた書物と思ってから「学問のすすめ」を読むと、確かに福沢諭吉ならこう考えそうだなと腑に落ちながら1節1節を読み説くことができて内容の理解と面白さが深まります。また、福翁自伝で出てくる事柄が、学問のすすめで教訓として出てくることもあるので面白いです。

 

 

 

 

まとめ

いかがでしたか?最後まで見ていただきありがとうございます。

今回は、福沢諭吉の著書「学問のすすめ」と「福翁自伝」について紹介しました。

順番としては、「福翁自伝」を読んでからの「学問のすすめ」がオススメです。

「学問のすすめ」から得た軸や考え方で社会に還元できるようなプロダクトを開発していきたいと思います。

2冊を読んだあとに、1万円を見ると肖像画がまた違った見え方になるかもしれませんよ。

 

 


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