夏休みにワークショップの手伝いをしていました。
ワークショップは、「未来の先生展」というイベントで武蔵野大学 有明キャンパスで行いました。
今回は3Dバトルロワイヤルという教育分野とは紐付けにくいタイトル(笑)でワークショップを行いました。
未来の先生展について
未来の先生展は、国際的教育に関することや21世紀における未来の教育に関することなどを教育分野の皆んなが考えていくために、教育分野のみならずアートや音楽など様々な分野で活躍している団体の方々によって、一般の方々や教職員の方がにむけた講演やワークショップを行うというイベントです。
規模は、キャンパスの2棟分くらいを貸し切ってのイベントでなかなかのものでした。
初日の26日には、学校の教職員の方が多い印象でしたが、27日には親子向けのワークショップも多く家族連れの方が多く賑わっていました。
数学をアート方面や音楽方面からとらえた講演や様々なワークショップが展開されており、私自身にとっても学びが多くありました。
ワークショップについて
イベントでお手伝いしている会社のGenkeiさんは3Dプリントを手がけているところです。
そこで、3Dプリントの分野と教育を掛け合わせた時に未来でどのような教育になるのかを考えてワークショップを作りました。
タイトルは、「3Dバトルロワイヤル -作ったものを3Dスキャンしてバトル-」というものです。
流れ
まずは、無料で配布されている3Dスキャンアプリを利用して身近なもの(時間の関係で、モノを作らずに既存のモノにしました)をスキャンしてもらいました。
そのあと、Genkeiさんにスキャンデータを軽くしてもらい、そのデータを私が作ったUnityのFPSのゲームに入れて遊んでもらいました。
実際のゲームは、こちらです。
UnityでのFPSの作り方は、また別の記事にしたいと思います。
終わった感想
ワークショップとしては、課題が残ってしまうものでした。
一通りの流れは、踏めたのですがUnityのWebGLでの出力に時間がかかったり、3Dスキャンのためにはカメラワークがちょっと必要だったため、小さいお子さんが上手くいかなくてグズってしまいました。
しかし、楽しんでもらえた方も多く改良していけばさらに面白くなる内容だと思います。
3Dプリント分野と教育分野を掛けた未来
例えば現代では、昆虫などを3Dスキャンして昆虫の3Dデータを昔より簡単に作れる時代になっています。これを基に自分でオリジナルの昆虫を作ってみるのも良いと思います。また、3Dプリントすることで質感であったり色などリアルと違った昆虫と対比した時に、昆虫の特徴により興味を持つかもしれません。
今回のワークショップでは、スキャンデータを3DプリントせずにそれをUnityのゲームにいれてFPSゲームにするという利用方法にしましたが、昆虫のデータに関節データを入れて飛ぶアニメーションを入れたり、3Dデータの各パーツを別のデータと融合させてみたりなど利用方法はもっとあると思います。ゲームにしたのは、小さな子が興味を示しやすくするためです。
このような技術でのワークショップは、一般のご家庭や毎日の業務だけでも大変な教職員の方々に未来の可能性を見せることができたのではないかと思っています。
まとめ
今回は、未来の先生展というイベントのワークショップ内容をまとめてみました。
お手伝いさせていただいたGenkeiさんにはとても感謝しています。
まさかの前の会社もイベントで講演を行なっており、懐かしく感じました。
他の人たちにリアルタイムでゲームを楽しんでもらうためのワークショップのファシリティなどはまだまだでしたので、もっと勉強していきたいと思います。